【本記事の概要】
✔FP(ファイナンシャルプランナー)とはどのような資格なのか(例:独立可能な資格なのか等)を解説
いきなりですが、私は「現状の、残業ばかりでプライベートほぼ0の会社員としての人生をどうにか変えたい!!」と思い、公認会計士試験に挑みました
結果、その後の人生は私が予想していた以上に変わりました。会社員時代に比べ、「人生変わったな」と思う瞬間は、合格後から今日まで数え切れないほど沢山訪れました。もしあなたも、独立したい、一度きりの人生を何か専門的な知識を身につけ、自分の力で切り拓いていく力が欲しい!!と心のどこかで思っているならば、そのためのお金は出し惜しみなく挑戦して頂きたいです。なぜなら、結局極論になってしまいますが「人生は一度きり」だから。なので公認会計士試験に挑戦したい方は、ぜひ挑戦して頂きたい。
「やっぱり、若いうちに公認会計士試験に挑戦してみるべきだったな」という後悔だけはしてほしくないです
しかし、公認会計士試験は合格率10%の超難関国家試験。
公認会計士試験に似てる試験としては税理士試験がありますが、こちらも相当長期間の勉強が必要と言われている難関試験です。
「会計士や税理士とそこまで異ならない分野で、難易度もそこまで高くなく、かつ、将来的に独立も視野に入れられる資格はないのか」
そんな考えを持っている方に、FPという資格をおすすめしたくこの記事を書いてます
公認会計士の資格とFP2級の資格を持つ私が、以下、両資格の比較を交えながら、最終的に「FPは公認会計士試験ほど全く難しくないのに、専門性が高く、将来的に独立も可能なのか」と思っていた頂けたら幸いです!
【目次】
- 1.FPと公認会計士
- 2.FPとは
- 3.難易度
- 4.受験要件
- 5.FPを取得して独立可能か??
- 6.どんな方に2級の取得を推奨するべきか??
- 7.FP3級及び2級で出題される科目
- 8.FPを合格するための実績ある予備校
- 9.最後に
1.FPと公認会計士
公認会計士はメディア等で「お金の専門家」と言われることが多いです。しかし、この表現に少し違和感を感じます!
公認会計士が専門とする分野は「会計・税務」。この分野は「会計基準」と言われる多数のいわば、法律のようなルールが存在しており、これらを熟知していなければならないです。なので、会計・税務に関する圧倒的な専門家であり、それに付随する分野(例えば会社の設立の仕方など)も当然知っていなければならないです。なので、「会社の経営活動に関するあらゆる分野の専門家」といった方が、公認会計士である私としてはしっくりきます!よって、「お金に関する専門家」というのは少し違和感を感じます。
では、「お金に関する専門家」はいないのか??いえ、これがまさにFP(ファイナンシャルプランナー)です
2.FPとは
FPとはファイナンシャルプランナーの略であり、一言で説明するとライフプラン(=生涯の生活設計)に対して、お金の面からあわゆるアドバイスをしてくれる専門家、という職業(資格)です。
現在、日本にはFPの資格として「民間資格」と「国家資格」の2つが存在しているのでネットで「FP 資格」と検索すると、両者の情報がごっちゃになって出てくるため、少しややこしく感じるように思います。
一般的には、FPというと「国家資格」の方を指す場合が多く、FP3級などのように「FP○○級」と示されている資格がまさにこの国家資格の方のFPです。
3.難易度
私は公認会計士の資格とFP2級をもっていますが、FPの取得は3級を大学在学中に、その後社会人になってから2級を取得しました。FP2級の取得を公認会計士試験と比べると、「1,000分の1」程度の労力で取得できた、というのが率直な意見です。
勿論、FP2級の受験後に公認会計士試験を受けたので、多少「上書き効果」があるににせよ、公認会計士試験は合格するのに通常「2.5年~3年」の勉強が必要ですが、FP2級であれば「1.5ヵ月~3ヵ月」で合格可能です。合格率も圧倒的にFP2級の方が高いです!
FP2級であれば「1.5ヵ月~3ヵ月」で合格可能 です!
4.受験要件
FPは1級まで段階的に合格していかないといけない試験です。なので、通常3級に合格しないと2級に受験できません。ただし、3級に合格していなくてもいきなり2級を受験できる方法はあります。それが以下です。
【FP2級の受験要件】
下記の①~③のいずれかに当てはまること
①FP3級に合格
②実務経験2年以上
③「認定研修」の修了※
※認定研修とは、簡単に説明すると「特定の予備校が実施している課題の提出」のこと
5.FPを取得して独立可能か??
FP3級のみではそれだけ「専門家」としての独立はほぼ不可能と言っていいです。
しかし、FP2級を持っていれば、他の資格と合わせて(例えば、住宅ローンや相続に関する専門家として)独立している方は実は多数います。FP1級まで取得してしまえば勿論専門家として独立することも可能。ただし1級を受験するには、2級の取得プラス「実務経験が1年以上」必要となるので注意です。
結論:2級まで取得すると、自身の市場価値を大幅に上げることができ、金融に関する広範囲な専門的な知識が身に付く
6.どんな方に2級の取得を推奨するべきか??
「公認会計士試験は合格するのに通常2.5年~3年の勉強が必要であるが、FP2級であれば、1.5ヵ月~3ヵ月で合格可能」とさきほど述べました。
よって、以下にあなたが当てはまるかどうか見て下さい
✔個人の力で専門性の高いサービス提供がしたい
✔専門家としてのスキルが欲しい
✔しかし社会人や大学生活で十分な勉強時間が確保できる見込みがない
✔社会人の場合、退職するまでして勉強に専念することはリスクと考えている
➡上記に当てはまる方にこそぜひFP2級をおすすめしたい
7.FP3級及び2級で出題される科目
以下、3級2級の出題科目一覧(全6科目)です!
(1)ライフプランニングと資金計画
社会保険制度や社会保障制度を学び、生きていく上でどれだけの支出が発生するのか計算方法を学ぶ
➡お金の面から人生を設計する「計画作成」のお手伝いが可能に
(2)リスク管理
生命保険、医療保険、損害保険などの保険商品について網羅的に学習
➡万が一の時に備えどれだけの貯蓄があればいいのか計算するお手伝いに活きる
(3)金融資産運用
➡積み立てNISA等の税金がかからない商品の詳細を知っておくことでより専門的なアドバイスが可能に
(4)タックスプランニング
➡税金に関して会計士や税理士等の専門家ほど詳しくなくても、網羅的に学習することで専門的なアドバイスが可能に
(5)不動産
不動産の仕組みや関連する法律を学習
➡不動産の売却等を考える個人資産家向けの専門的なアドバイスが可能に
(6)相続・事業承継
相続税について計算を学習
➡非常にニーズが高い相続に関する問い合わせに対して専門的なアドバイスが可能に
8.FPを合格するための実績ある予備校
ここまで読み進めていただけると、3級では「市場価値」や「独立」という意味では
少し不十分であり「どうせなら絶対に2級を目標にすべき」ということがわかると思います!
2級からではなく、まずがFP3級の取得から目指すなら、書店の「資格」コーナーで教科書と問題集を購入する方法もあります。
しかし3級を取得せずとも、予備校の課題を提出することで「2級の受験資格」を手にすることもできます。(※3級と2級で学習する範囲は変わりません。)
こうした制度があるのだから、当然「いきなりFP2級が取得できるよう、初学者向けに1から勉強でき、かつ2級の受験資格が得られるように課題の提出も合わせて行えるコース」があります。代表的なのが、以下の予備校です。
【ユーキャン】FP講座として国内最大手(※以下のリンクより覗けます)
【ECC】合格実績でユーキャンに匹敵
9.最後に
冒頭でお話したとおり、私は人生を変えたく公認会計士試験に挑みました。私は公認会計士試験だけで100万円以上支出しましたが、支出する際に迷いは一切なかったです。(※公認会計士講座の予備校費用等の相場は70万~80万円というのは2年コースの場合。2次試験で1度落ちている私は当然追加で予備校代がかかってきますので100万円以上の支出に。)なぜ支出する際に迷いがなかったのかというと、「ここで挑戦しなかった場合、必ず後悔すると思ったから」というシンプルな思考です。「やらない後悔より、やる後悔」という言葉がありますが、私個人としての意見ですが、「挑戦してしまった」という後悔を今まで経験したことがないです。公認会計士試験に合格したいなら、合格するまで挑戦するだけ。FP2級を取得したいなら、取得するまで挑戦すればいいだけ。そして「その過程」こそ学びや成長があり、自分の可能性が膨らみ、やりたいことが見えてくる。そんな過程は「楽しくてしょうがない」というのが、私がお伝えしたい経験です。
ぜひ「FP2級取得までの挑戦」を楽しんで頂きたい!
以上